前々回、前回から続く、初恋編の第3弾!
思いがけずリサちゃんと想いを確かめ合うことができて
おつきあいすることになった、ワタクシ・おトメ。
それからのお話です。
両想いであったことが分かり、お付き合いすることに…なんて
なんつーんですか?正直脳ミソ沸騰状態です。
お先真っ暗イメージも、胃酸過多もどこ吹く風。
寝ても覚めてもリサちゃん・リサちゃん・リサちゃんのことで頭がいっぱーい!
さすがに一緒に手を繋いで帰るとかはできないので
ものスゴ~~~ク遠回りして家に帰るか
リサちゃんのお部屋で手を繋いだり抱き合ったりするのが関の山。
そして“アンファンテリブル”なリサちゃんですもの
グイグイ体を密着させたり、私の耳元で囁いたり、首筋にちょっとだけ唇を触れたりと
誘惑モードフルスロットルだから、私はもう発火寸前!!
リサちゃん……まだ誰ともお付き合いしたことがないのに
その手練手管と押しの強さはドコで身
についたのか本能なのかなんなのか……
しかも、リサちゃんはちっちゃくて細いのに
実はおっぱいだけは校則違反サイズという……。
「あんまり大きいおっぱいだとさー、どうしていいか持て余しちゃうよねw」
…分かります、世の殿方の気持ちが痛いほど分かります。って、触ってないけど。
唇にちゅうしたい…!パッションだけは大火災レベル。
でも、リサちゃんのお姉さんやお兄さんがいつお部屋に入ってくるか分からない!
…そんな感じで、私の脳内はパニックを起こしている状態だというのに
意外と色んな冷静な考えがわんさか交錯するわけです。
リサちゃんのご家族は、全員いつも笑顔で
「いつもリサと遊んでくれてありがとう!」って出迎えてくれて
私のことを自分ちの子どもみたいに接してくれる……
リサちゃんは歳の離れた末っ子で
ご家族みんなからお姫様みたいに大切にされてる……
リサちゃんと私が深い仲になったら、ご家族は悲しむだろうな……
リサちゃんのご家族は、私のことを
まさかそんな『悪い友達』だなんて絶対思ってないよ……
もしリサちゃんの唇にちゅうしたら、私たちどうなっちゃうんだろ……
私があんなに怖がっていた人生に
リサちゃんをグイグイ引き寄せることになるんじゃないか……
どうしたらリサちゃんを本当に大切にできるんだろう……
……嗚呼……なんて純情!
今や3分の1の純情な自分が恥ずかしい……!
好き過ぎて何もできやしないわけですよ。
それに、ちゅうはどうやったらいいか知ってても…
なおかつ、その先も何となくどうやったらいいかは分かっても…
…女同士って、どうなったら“終わり”なんスか……?!
嗚呼……ウブさに眩暈がするわ……!(笑)
男女が“その際”どうするのかは保健体育で習っても
ビアンが“その際”どうするかなんて、学校では教えてくれませんもの(当たり前!)。
それに、ネットのネの字もない時代(厳密にいえばあるにはあったけど)
14才が『ハウツー・ビアンエッチ』を知る手段なんかナッシン!!
…そういえば、超・耳年増のお友達、もう1人の“アンファンテリブル”なツカサちゃんが
「ウフフ…道具使う派か、道具使わない派かに分かれるのよ…♥」
なんて、今にして思えばオッソロしいことをのたまってたけども
そもそも“道具”ってナニ……????
ツカサちゃんにもっと詳しく聞けば分かったかも?……って聞けるかッ!!
なーにーもーわーからーなーいぃぃぃぃぃーーーーー!!(パニック!)
……私は結局何も分からないまま、頭はどんどんグルグルする一方で
再び胃酸過多になりつつ、
結局リサちゃんとは何もありませんでした。
しかも、大好きなリサちゃんをビアンの道に引きずり込むのは絶対ダメだと思い
「ゴメン、やっぱり別れよ?」と自分から切り出して、終わってしまいました。
……最低です……。
「つきあって」と言っておきながら
何も手を出さないからジレったいことこの上ない私のせいで
リサちゃんに散々誘惑させておきながら
結局一切手を出せずに恥だけ目いっぱいかかせて
ゴメンもへったくれもありゃしない……(*´;ェ;`*)
リサちゃんは物凄く怒って、まともに顔を見てお話ししてくれなくなりました。
ってか、すぐ彼氏ができたっぽかった。
大好きだからこそサヨナラしたので
リサちゃんのあらゆる変化が本当に辛かったし
そうとう引きずってしまい、それはそれは我ながらキモかったですが
そういう傷も全部、自業自得なのだから仕方ありません……。
女同士で付き合うって、色んな覚悟が要るんだ……
それだけをしっかり学んだ、15歳の春でしたとさ。
あ!頭が良くて女の子らしい、お色気ムンムンな子に弱いという
私のパターンがここで形成されてるよ……!(なんと今気づいた…)
【初恋編・完】
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